「森と木が支える人の暮らし」
日時:2014年12月20日 13:00-17:00
場所:兵庫県立大学環境人間学部新在家キャンパス 大会議室
概要:森林は、木材をはじめとして生活に必要な様々な物質を我々に供給してく
れると共に、空気や水を清浄にし、気候を緩和し、土砂災害を防止するなど様々
な公益的機能を持っています。このセミナーでは、森と湖の国で知られる北欧
フィンランドで、森が人の生活にどのような恩恵を与え、人が森とどのように関
わって生活しているかを、ヘルシンキ大学のJukka Pumpanen教授を招いてお話し
していただきます。さらに森林の保全や木材の利用を研究対象とする兵庫県西播
磨地域の研究者に最新の研究成果をご紹介いただき、地域の暮らしを支え、地球
環境を守る森の働きについて、理解を深め、関心を高める場を提供します。
プログラム:
第一部 森と湖の国 フィンランド
ヘルシンキ大学森林学部・教授 Jukka Pumpanen
「フィンランドの森林と林業 〜Forest and Forestry in Finland〜」
(英語+日本語)
兵庫県立大学環境人間学部・准教授 水上 優
「建築家アルヴァ・アアルトとフィンランドの森」
第二部 今、兵庫の森で何が起きているか?
森林林業技術センター資源部・研究員 伊東 康人
「カシノナガキクイムシの移動分散生態」
森林林業技術センター木材利用部・主任研究員 永井 智
「スギ樹幹内における水分・空隙分布と流体通導性の変異〜酒桶材との関連性を
交えて〜」
兵庫県立大学環境人間学部・准教授 大橋 瑞江
「淡路島における竹林の侵入と拡大のメカニズム 〜地下部の根系分布とその動
態〜」